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稲城大橋動物病院長ブログ|稲城大橋動物病院

無惨・・・

以前にブログで紹介させていただいた猫のルパン君。

先日、飼い主さんの仕事の都合で3日間ホテルでお預かりしました。
その時の朝のケージの悲惨な様子です。。。
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普段、家の中で自由にしていて、なおかつ猫なのに?リードをつけてお散歩もしているルパン。
なので、特別に大型犬が使うような大きな部屋にいれてあげたのですが、やっぱり不満だったようで、朝になるとケージ内はこんな有様でした。

よく見てもらうとわかるように、トイレ(ひっくり返っている半透明の四角いプラスチック)や、食器はガムテープで動かないようにしっかり固定していたのですが・・・。

ケージの壁に反射して写真を撮りながらがっくりとした雰囲気の看護師二人が見えるでしょうか・・・。

8/22・セミナー

22日の日曜日は、診察を12時で終わらせていただき横浜で開催されたセミナーに出席してきました。

今回のお題は、
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(画像は講師の先生のブログより)
この講師の先生は、私が知る限りでは日本で3本の指に入るほどのセミナーの講演をこなし、私たち末端の獣医師にいろいろな情報を提供していただいているありがたい先生です。

今回のセミナーの特色は実際の音が聞けることです。また音を聞いて出席者の獣医師がクイズ形式の設問に答え、その場で回答が集計されます。

"聴診"という検査方法はまずどこの病院でも間違いなく一番実施頻度が多い検査です。
私自身は診察台に載った動物の95%は聴診を行っています。
しかしながら、聴診というのはもっとも教わることが難しい検査方法でもあります。
対象が"音"であるため、その判断は人によって変わってくるからです。

このセミナーの第1問目にある犬の心音を聞いて雑音があるか否か、という質問が出されました。
回答は「雑音はない」にもかかわらず、約40%が「雑音がある」と回答されました。
先生によると先に行われた2会場でもほぼ同様の比率だったそうです。
また、大学病院へ紹介されてくる症例で「心雑音の精査」を目的として連れてこられた動物の約40%は雑音がないという結果だそうです。

一般の方が聞くと驚くべきことかもしれませんが、実際は「聴診を習う」機会はほとんどありません。特に私が卒業した大学では大動物(牛などの産業動物)が主体で犬や猫については教わった記憶がありません。
なので働き始めてからいくつかの聴診に関する書籍や聴診音の入ったCDを購入して独学してきましたが、独学というのには限界があります。

今回のセミナーで第一線の循環器内科医の先生による解説を聞くことができ、今までもやもやしていた部分がいくつかすっきり解消されました。
特に呼吸器音の解釈については非常に分かりやすい解説をしていただきました。

また、先生の言葉の中で「飼い主の立場で診察すること」を非常に強調されていたのが印象に残りました。利尿薬の例をあげて、「夜に強力な利尿薬を処方する(している)なら、必ず飼い主さんが眠れているか、動物が眠れているか問診しなさい」と話されていました。
利尿薬の効果が強いと尿の回数が増えるため、何度も排泄に外に出したり、尿の始末をしなければならなくなるということを想像しなさい、という戒めを含めた言葉でした。

私自身も飼い主さんの身になって考えるよう努力していますが、今一度このことを頭に入れて診察に望まなければいけないなと感じました。

動物病院必須?

世の中はお盆休みで、病院前の道路も車通りが少なく静かな週末です。

前々から買いたいと思っていたこんな本を先日やっと買いました。
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動物病院でお出ししている薬の7割以上は実は人間用の薬です。特に日本では動物用医薬品が極端に少なく、獣医師がそれぞれの責任の元に処方することを許されています。

人用の薬を使うときに問題となるのが薬を分割したり粉にして出す時です。特に小型犬や猫では人用の薬をそのまま出せることはほとんどありません。ですので粉にしたり、錠剤を分割して出すのですが、そのときに注意しなければならないのは、薬の成分によっては粉砕や分割をすると効果が落ちたり副作用が出やすくなる場合があります。

早速普段使っている薬をいくつか調べてみると、見直しが必要と思われる薬がありました。

錠剤を分割したり粉砕してお出しする方が飼い主さんの金銭的な負担が軽くなることが多いのですが、効果が落ちたり副作用が出るようでは本末転倒ですので、多少割高にはなっても同成分で小さい剤型のものやドライシロップタイプ(小児などで使われるフルーツ風味の細粒)を用意することにしました。

また、これまでは飼い主さんの利便性を考え1回分の大きさに分割していた薬でも、投薬前に分割してもらった方がよいと思われるものについてはそのままでお渡しして分割をお願いするケースもあります。
少し手間がかかってしまうことがあるかもしれませんがご理解ください。

最近の大将は・・・

こんなにリラックスして寝るようになってます。

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1月に交通事故で担ぎ込まれ、最初は警戒心が強くて触ることもできませんでしたが、6月頃からかなり慣れてきて、すっかり病院の一員になりました。もちろん、毎日なでてやってスキンシップを図っています。

ただし、ケージから出すと大きい声で
「にゃー、にゃー!!」と不安そうにわめくため、社会復帰は絶望的です。

半年でこれだけ慣れたので、長い目で見て一年後ぐらいには他の二匹と同じように病院内を自由に歩き回れてるといいかなぁ。

今年の定期セミナー

今月から11月まで、毎月最終月曜日にセミナーに出席します。
そのため、セミナー開催日は午後の診察が6時までとなります。
1回目の26日は、6時前後に何件かの患者さんが集中したため、ご迷惑をおかけしました。
幸い、みなさんの診察を終えさせていただくことが出来ました。

さて、今回のセミナーは、
「臨床獣医師が知っておくべき癌の検査法・診断学」
という内容です。

私たち"臨床獣医師"は、癌などの最終的な診断は組織や細胞を病理医といわれる専門医に見てもらうことが多いのですが、その病理医の先生たちとしっかりディスカッションするための知識を持たなければなりません。
私達は実際に動物を見ているわけですが、病理医の先生たちは私達が提出した細胞標本や組織標本のみから診断をするため、どうしても臨床的な印象と病理診断に乖離(かいり)というものが起こる事があります。

そのときに最低限の知識を臨床医が持っていることでディスカッションの質が向上し、しっかりとした診断へ導けることができます。最終的にそれが飼い主さんと動物たちのためになると考えます。

また、病理的な分類法や予後(その病気のその後の経過)に関する情報も日々更新されていきますので、専門医の先生たちからそういう情報を得ることも出来ます。

5ヶ月間、月に一度とはいえ、診察時間を短縮するためご迷惑をおかけする事になりますが、どうぞご理解下さい。その分、しっかり勉強してきます!