動物病院必須?
世の中はお盆休みで、病院前の道路も車通りが少なく静かな週末です。
前々から買いたいと思っていたこんな本を先日やっと買いました。
動物病院でお出ししている薬の7割以上は実は人間用の薬です。特に日本では動物用医薬品が極端に少なく、獣医師がそれぞれの責任の元に処方することを許されています。
人用の薬を使うときに問題となるのが薬を分割したり粉にして出す時です。特に小型犬や猫では人用の薬をそのまま出せることはほとんどありません。ですので粉にしたり、錠剤を分割して出すのですが、そのときに注意しなければならないのは、薬の成分によっては粉砕や分割をすると効果が落ちたり副作用が出やすくなる場合があります。
早速普段使っている薬をいくつか調べてみると、見直しが必要と思われる薬がありました。
錠剤を分割したり粉砕してお出しする方が飼い主さんの金銭的な負担が軽くなることが多いのですが、効果が落ちたり副作用が出るようでは本末転倒ですので、多少割高にはなっても同成分で小さい剤型のものやドライシロップタイプ(小児などで使われるフルーツ風味の細粒)を用意することにしました。
また、これまでは飼い主さんの利便性を考え1回分の大きさに分割していた薬でも、投薬前に分割してもらった方がよいと思われるものについてはそのままでお渡しして分割をお願いするケースもあります。
少し手間がかかってしまうことがあるかもしれませんがご理解ください。