セミナー参加報告
6日の日曜日、午後7時30分から都内の帝国ホテルで開催されたセミナーに私と看護師2名の計3名で参加してきました。
ロイヤルカナンというフードメーカーが毎年開催するセミナーです。
今回のテーマは「高齢期疾患の予防、早期診断、治療」と、「高齢動物のための経営とサービス向上を考える」
という2つでした。
前者は、イギリスの獣医内科学専門医の先生のお話です。
「高齢期疾患」とかなり大きな括りでのおはなしだったため、具体的な提示はあまりありませんでしたが、疾患の早期発見へのアプローチや考え方などを講演していただきました。
後者は、元船井総研勤務の肩書きを持つ経営コンサルタントの方の話です。
これまで動物病院や歯科医などを中心に経営コンサルタントを行って来たといことで、実はこちらも楽しみでした。
動物病院というのは、医療機関と思われていますが、実態はサービス業としての側面が非常に強いのも事実です。
しかしながら、我々獣医師はどうしても「経営」に関しては素人ですので(なかには非常に経営の上手な獣医師もいますが)、飼い主さんへの訴求の仕方や考え方などを30分の短時間でしたが聞くことができました。
内容がそれほど専門的なものではなく、動物や飼い主さんとの接し方や話の仕方ということもあり、看護師にも参加してもらいましたが、反応は??
このセミナーでは毎年ティーブレイクがあり、軽食とデザートがいただけるのでそこは喜んでいたようです。
13日は臨時休診させていただき、形成外科のセミナーに参加してきました。
講師は、以前にもブログに書いた「手術屋」Dr.Nです。
今回は皮膚形成外科に関しての内容で、皮膚の解剖学的・病態生理学的な側面から、実際の外科手技にいたるまで、有意義な内容でした。
当院でも行っている「湿潤治療」ですが、これまでは人の方の情報をもとに取り入れていましたが、人と動物での違いなどを解説していただき、現在治療中の症例でも少しアプローチ法を変えて改善できそうな知識を得ることができたと思います。
この先生はご自身でも芸人になればよかったというほど話がうまく面白いため、10時から午後4時までの講義も飽きずに聞くことができました。
今後もこのような形でお休みをいただきながらセミナーなどに参加させていただくことがありますが、ご理解いただければと思います。