ロイヤルカナンベテリナリーシンポジウム
今夜は、帝国ホテルで開催された「ロイヤルカナンベテリナリーシンポジウム」に、出席してきました。
このシンポジウムは毎年全国的に開催されるのですが、いつも軽食がサービスされます。そのせいもあってか、若い獣医師や看護師が多く出席しています。コーヒーブレイクではあっという間に用意されたサンドウィッチやケーキが無くなります(苦笑)。
大手のフードメーカーが主催しているため、今までは食事に結びつくような内容のものが多かったのですが、今回のテーマは、”ステロイド”。
ある意味、もっとも使用頻度が高い薬の一つといえますが、その特性や最新の情報に基づく使用法などについて海外の先生による講義を聴いてきました。
主にヒトの方での研究と調査から、これまで経験的に使われていた使用法に明確な利点がないことが徐々にわかってきていること、ただし、獣医学の分野ではまだまだ研究が少なく、今後データの蓄積による検討が必要なことなどについて、解説していただきました。
確かに、私が持っている10年前の獣医学系雑誌に掲載されていた内容は現在では否定されてたりします。
獣医学に限らず、医療の分野は日進月歩で進んでいます。
それに取り残されないようアンテナを張り巡らせつつ、得た情報を自分なりに咀嚼して取捨選択していかなければなりません。