診療時間変更の“言い訳”

以前から検討していましたが、3月から診療時間を1時間短縮させていただくことにしました。

2006年の開業当初、近隣の動物病院は午後7時までというところがほとんどだったことや、開業前に努めていた24時間体制の病院で7時以降の需要があったことなどを考えてそう決めました。その体制で14年目となります。

しかしながら、近年、“働き方改革”なる取り組みを求められるようになり、そのなかでも動物病院で最も問題になるのが「長時間労働」です。

診療開始は9時からですが、入院動物の看護・治療などを済ませて、外来患者さんをその時間に迎えるには遅くとも8時30分前には仕事を始める必要があります。

また午後は8時までの診療として、外来受付はなるべく30分前にとお願いしていても病気が相手ですからなかなか時間通りに終われることはありません。

それからお掃除などの雑用、翌日の準備等々ですから従業員が帰宅できるのが午後9時をすぎることは日常的です。緊急手術などの場合は日付が変わることも。。。

ひょっとすると「お昼休みが4時間もあるのに」と思われるかもしれませんが、この時間全てが休憩という日はほとんどなく、手術や時間のかかる検査や処置はもちろん、電話対応などもあります。

次に、私(院長)自身の“言い訳”をしてみます。

ここ4年ほどですが、診療終了後に小さな勉強会を月に2〜4回ほどしています。参加している先生は皆さん日常業務終了後に都内に集まって開催するわけですが、午後9時スタートなのでだいたい私はギリギリ間に合うかどうかです。以前はセミナーなどに参加するために午後の診療時間変更をアナウンスしていたりしましたが、それでも来院される方もいらっしゃいますので。

今回1時間短縮させていただくことで、この辺が多少解消されることを期待しています。

そんなわけで、今回の時間変更を実施するに至りました。

これはあくまで、こっち側からの“言い訳”です。