ペットの不妊手術について詳しく知りたいのですが・・・
現代、インターネットで検索すれば不妊手術に関する情報はたくさん入手できると思いますので、ここでは当院の考え方をお知らせしようと思います。
当院では、原則として犬・猫ともに早期の不妊手術をお勧めしています。
よく、健康な体にメスを入れ本来あるべき臓器を取り去るというのはやりすぎだという意見を聞きます。
しかし、犬も猫も本来群れで生活する習性を持つ動物であるにもかかわらず、人と生活をともにし、ほぼ単独で飼育されているという状況そのものがすでに「不自然」な状態であると思います。
言い過ぎかもしれませんが、発情が来ても交配することなく過ごすということと、交配することがない(もしくは望まない)から不妊手術を行うこととでは、「不自然」という点ではどちらも同じことだと思います。
そうであれば、その動物の一生を預かる飼主の責任として病気の確率を下げることができる手術を受けることは、少し大げさになりますが飼主の「義務」とも言えるのではないでしょうか。
また、望まない妊娠により生まれてくる小さな命を犠牲にすることも減らすことができるでしょう。
手術による命の危険性は、「0」ではありません。しかし、麻酔管理や麻酔薬、手術手技など細心の注意を払うことでこのリスクをぐっと下げることができます。
不妊手術に対する疑問・ご相談などあればお気軽にご相談ください。
どうすればやせさせられますか?
太り気味(太りすぎ)の動物の飼主さんから時々質問を受けます。
「散歩には朝晩行ってるし、運動もしてるんですけどねぇ。。」
結論から言うと散歩程度の運動量では体重を減らす効果はほとんど表れません。
体重管理で一番重要なのは「食事管理」です。
「決まったフードしかあげてないんだけど」
よくよく聞いてみると、ドッグフードは決まったものを決まった量だけ与えているのに、間食がとても多いことがよくあります。たとえば、4人家族と犬(ネコ)1匹のご家庭で、ご家族の皆さんがそれぞれおやつを与えていたら・・・・・。一人一人が与える量が少しでも4人分となると結構な量になっていませんか?どうしてもおやつを与えたい場合には、おやつを含めて一日分の食事の量を決めてあらかじめ分けておくといいでしょう。
おやつはその中から与えるようにご家族で徹底すれば食事の管理も一歩前進です。
人と同じく、肥満はさまざまの病気のもととなります。
専用のペットフードや今ではサプリメントなども利用できますので、お気軽にご相談ください。