熱中症注意報!
いよいよ梅雨があけて、夏本番です。
東京近辺は今週一週間は連日の真夏日が続くと予報が出ています。
これだけ急激に気温が上がってくると心配なのは熱中症です。
人と違い、全身に通常の汗をかけない犬や猫は主に呼吸によって体温調節をしています。
猫は元々が砂漠地帯など気温が高く乾燥した地域で暮らしていたため、体内脂肪が多く、そこに水分をためこむため、比較的脱水には強く、熱中症にはかかりにくい生き物です。
(それでもあまりに暑い環境におかれるともちろん危険があります)
対して、犬は非常に暑さに弱いといえます。
特に日本の夏のように高温多湿の環境は注意が必要です。
以前こちらにも書かせていただいていますが、体温が上がりすぎてしまうと熱中症の危険があります。
熱中症の疑いがあると感じられたら、まずは口からの水分補給をしてあげてください。
それに加えて、ぬれタオルを体にかけたり、可能なら常温(15度前後)程度の水を全身にかけて気化熱により体温を下げるように工夫してみてください。脇や内股あたりの太い血管が通っている部分に小さな保冷剤を当ててみるのもよいでしょう。
ただし、慌てて冷たい水を使うことは逆効果になります。冷水を体表にかけると体表近くの血管が収縮してしまい、かえって体温の低下が遅れてしまうためです。
これで呼吸が落ち着いてくれば大丈夫ですが、ぐったりしていたり、呼吸が変わらないようならすぐに病院を受診してください。真の熱中症では、適切な対応が遅れると後遺症が出たり、場合によっては命を落としかねません。
夏場の散歩時間には特に注意してあげてください。